精密部品とは

身近にある精密部品

パソコンやスマホだけでなく、デジカメや炊飯器まで。生活のありとあらゆるツールに必要となるのが、半導体です。半導体を生み出すのは、とんでもない高い技術が必要です。半導体を作る上で必要となるのは、精密部品になります。
精密部品は半導体だけでなく、自動車・産業機械・光学機器にも使われています。医療機器にも精密部品は必須。では精密部品とは、どういったものを指すのでしょうか。掘り下げてみました。

精密部品の定義とは?

精密部品とは、5/1000mmレベルの加工に応えられる加工を指します。ピンと来ないかもしれませんが、肉眼で確認するのはほぼ不可能な大きさと思ってもらっても構いません。ただ5/1000mmは、あくまでも基準。部品によって大きさが変わりますので、確度6割り程度に留めておいて下さい。
超ミクロ単位の部品を取り扱いますので、精度はどの程度になるのでしょうか。一般的な加工は、0.1mm~1mmの精度になります。精密部品の加工になると、0.01mm~0.1mmです。ここまで来ると「職人レベル」を超えて「神レベル」です。

神レベルの加工方法

神レベルの加工をすすめるには、どうするのでしょうか。一般的に使われているやり方としては、ミーリング加工・旋盤加工・キー溝加工・放電加工などがあります。ミーリング加工とは、専用のカッターと工具を使って、加工するやり方です。
旋盤加工は切削工具を使って、削りながら加工するやり方です。溝を応用して加工するのは、キー溝加工。放電によって加工されるのが「放電加工」です。

精密部品は日本が世界一

精密部品は世界各国で製造されていますが、技術力トップの国は文句なしの日本です。ものづくりにおいては、向かうところ敵なしの日本。しかし最近は海外勢の勢いが凄まじく、一部では「日本のものづくりは終わった」と言われるほど。
しかし加工技術においては、日本は世界一です。繰り返しになりますが、精密部品を製造するにはミクロ単位の正確さが必要です。神戸でも精密部品が製造されており、高い技術力は世界を圧巻。余程のことがない限り、精密部品において他の国が追いつくことはないでしょう。

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