精神科訪問看護を取り巻く環境!1人じゃない

看護は退院がゴールではない

看護は終わればゴールではありません。精神科訪問看護の場合は、退院後こそが本当の意味での「スタート」になるでしょう。心の病気は、どんなに警戒しても再発する恐れがあるからです。精神的な病を抱えていても、住む所と食べる物の確保は避けられないもの。住む所と食べる物を確保するには、社会生活は不可欠です。
看護師は徹底的に、利用者のサポートをします。しかし退院後の生活に関しては、看護師1人でどうにかなる問題ではありません。そこで必要となるのが、連携です。

生活のために

そもそも精神科訪問看護は、ただ看護すれば良いだけの話ではありません。看護を離れても、利用者が地域に馴染み日常生活を送れるようにするのが目的です。地域に馴染むのは、簡単ではありません。症状によってはいきなり近所の人に対して怒鳴ったり、決められたルールが守れなかったりすることもあるのです。
近所と利用者の間に入り問題を解決するのも、看護の仕事。ただ問題がこじれると、看護だけでどうしようもありません。時には、支援センターやケアマネージャーが介入する場合もあるのです。

家族のケアも看護の仕事

精神科訪問看護は、何も利用者だけの話ではありません。そもそも精神科へ通うようになった原因の1つとして、家族関係が挙げられます。例えば、利用者が家族から酷い扱いを受けていた場合です。一度家族に席を外してもらった上で、利用者の話に耳を傾けます。
もちろん、利用者に対して酷いおこないをしていた家族からも話を聞きます。しかし場合によっては看護師の話に、耳を向けない人も少なくありません。場合によっては、専門家の力を借りることもあるのです。

土浦の事業所について

土浦には精神訪問看護を承っている事業所がいくつかあります。利用するには、主治医の診断が必要不可欠です。
もし利用を考えているのならば、主治医に相談してみることをおすすめします。主治医の判断により「訪問看護が必要」となったら、事業所に申し込んでみましょう。利用者だけでなく、家族にとっても大きな力となってくれます。

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