大阪エリアでの輸送手配で実感した現場のリアルと工夫あれこれ

私は大阪で企業の物流担当をしています。物流と一言でいっても、都市部ならではの悩みや工夫が必要な場面が多いのが正直なところです。今回は、大阪エリアで日々輸送手配をしている立場から、実際に感じている「大阪輸送のリアル」についてお話しします。

大阪ならではの輸送インフラは便利だけど油断できない

大阪は港湾も空港も整っていて、関西圏全体をつなぐ輸送の中心地です。大阪港や南港を使った海上輸送、関西国際空港からの航空貨物、そして各方面へつながる高速道路網と、インフラは非常に恵まれています。私たち物流担当にとっては、輸出入も国内配送もスムーズに計画しやすい環境だと感じています。

一方で、都市部ならではの渋滞リスクや配送時間の制限も悩みどころです。大阪市内中心部は時間帯によっては大混雑。トラックの搬入時間が限られている施設も多く、納品時間の調整やコース設計には常に頭を使います。「あと30分早く出発していれば…」なんて反省会をすることもよくあります。

急増するEC対応で輸送現場はますます忙しい

ここ数年、EC物流の拡大で大阪エリアの小口配送も本当に激戦です。即日配送・当日配送が当たり前になりつつあり、倉庫・仕分け・配送の連携がこれまで以上に重要になっています。私の会社でも、繁忙期には夜間もフル稼働して翌日配送に備えています。

人手不足も深刻で、ドライバー確保や倉庫スタッフの育成も日々の課題です。最近はAIを活用したルート最適化システムを導入して、渋滞情報や天候を加味した配車を試してみたところ、かなり効率アップにつながりました。テクノロジーの力はこれからますます重要になると感じています。

国際輸送との連携も大阪では日常業務に

大阪は輸出入の窓口としても重要で、私たちも海外との取引に伴う国際輸送手配を日常的に行っています。フォワーダーや通関業者との連携は欠かせず、最近では関空経由の航空便も頻繁に利用しています。急ぎのパーツ調達では、航空便が本当に頼りになります。

ただ、ここも最近は燃料高や世界情勢の影響でスケジュールが読みにくい場面も増えました。そんな時こそ、情報共有を密にし、少しでもリスクを減らすよう心がけています。柔軟な段取り力が物流担当の腕の見せ所ですね。

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