鉄骨工事の大まかな流れ

意外とよく分からない鉄骨工事の流れ

鉄骨工事は、どういう流れで作業が進められるのでしょうか。業者側から一通りの説明はあるかと思いますが、いまいち理解していないという方もいらっしゃるかもしれません。そこで出来るだけわかりやすく、工事の流れについて説明します。
ぜひ参考にしてみて下さい。

着工から打ち杭まで

最初に「着工」から入ります。千葉県の鉄骨工事の場合、鉄骨ビルを建てるとすれば、ビル建設現場内に仮設事務所を建設。またビル建設となると大掛かりなものになるので、敷地を仮囲いします。そして近隣の迷惑にならないように、防音防塵対策も施していくのです。
次に「杭打ち」です。建物を支える杭のことです。杭打ちには「場所打ち杭」と「既成打ち杭」といったものがございます。場所打ち杭は「ケーシング」と呼ばれる銅管を設置。安定英気を入れながら支持地盤まで掘削します。後日ケーシングを除去し、土砂を入れて完成。既成打ち杭は、コンクリートや管を掘って杭を挿入するやり方です。

山留めから躯体工事まで

次に山留めと掘削工事です。山留めは、他の地盤に影響が出ないためのもの。山留めも建物を支える土台になります。杭を打てば終わりではございません。山留め工事には、工事現場によって色々と工法があります。掘削工事で出た土や岩盤が崩れないように施すのは「志保工」と、呼ばれています。他にもオープンカット工法やアースアンカー工法もございます。
次に躯体工事です。基礎部分と地下躯体の工事に取り掛かります。地下工事の場合に気を付けたいのは、地下水の存在。工事を進めても地下水があふれ出たら、どうしようもありません。そこで止水版を使い地下水をせき止め対処します。

鉄骨工事へ

そしていよいよ、工事の開始。ただビルの建設となると、建材を人の手で運ぶのは不可能。そこで登場するのが、揚重機です。鉄骨を釣り上げて現場まで運搬するのに、絶対に欠かせません。
揚重機の入れ込みが終われば、鉄骨工事へと取り掛かります。まずは建物の骨組みとなる鉄骨の組み立てから。場所によっては高所になるので、鳶職が担当します。

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